【教育情報】教員の働き方改革(答申素案)

中央教育審議会から「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申素案)」(←クリックすると全文を読むことができます)が公表されました。

実に長いタイトルなのですが、要するに「教員の働き方改革」についてです。この答申素案の最後に次のように書かれてあります。是非、読んでいただいて教員の今置かれている環境を多くの方々に知っていただきたいと思います。

○ 最後に,中央教育審議会として保護者や地域の方々にお願いをしたい。子供の数が減少する中,一人一人の子供たちが保護者の宝であると同時に我が国のかけがえのない宝であると今ほど切実に感じる時代はない。この一人一人の子供たち全てがその将来に大きく羽ばたくことできるよう,教育の役割は一層重要となっている。
 その教育の最前線で,日々子供たちと接しながら,子供たちの成長に関わることができる喜びが大きいとはいえ,つらいことがあっても,自らの時間や家族との時間を犠牲にしても,目の前の子供たちの成長を願いながら教壇に立っている現在の教師たち。これまで我々の社会はこの教師たちの熱意に頼りすぎてきたのではないだろうか。所定の勤務時間のはるか前に登校する子供のために,自分はさらに早朝に出勤する教師。平日はもちろん一般の社会人が休んでいる休日まで子供たちの心身の成長を願い部活動に従事する教師。子供の様子を一刻も早く共有するため,仕事をしている保護者の帰宅を待ってから面談をする教師。こうした中で,教師たちは長時間勤務を強いられており,そして疲弊している。

○ 今回の学校における働き方改革は,我々の社会が,子供たちを最前線で支える教師たちがこれからも自らの時間を犠牲にして長時間勤務を続けていくことを望むのか,心身ともに健康にその専門性を十二分に発揮して質の高い授業や教育活動を担っていくことを望むのか,その選択が問われているのである。この答申の最後に,学校における働き方改革についての保護者や地域をはじめとする社会全体の御理解と,今後の推進のための御協力を心からお願いすることとしたい。

教頭時代の冬のことです。

吹雪で「今日は臨時休校にするか、それとも登校時間を遅らせるか」といった判断をしなければならない時が一冬に何度かあります。

そうした時、管理職は早くに起きて状況を確認し、判断をしなければなりません。

午前4時過ぎに私は起きます。外の風の音を寝床の中で聞いたり、カーテンを少し開け外の様子を覗きます。時には外に出てみたりします。

ネット、テレビ等で情報を収集します。近隣の他校に管理職に電話をかけたりします。

午前5時過ぎに校長先生と連絡を取り合い、自分の情報を伝えます。

吹雪の場合、学校にむかいます。

職員室が情報収集、情報発信の前線基地となります。

教育委員会からの情報は、主にファックスで職員室に送られてきます。

それを見て、最終判断を校長先生がします。

そして、午前6時前には、職員連絡網で電話連絡します。

この後、大変な時があります。

保護者・子どもからの電話が職員室にかかってきたりします。

それに対する対応です。

時には、きつい調子でのクレームもあります。

朝からへとへとです。

しかし、休むわけにもいきません。様々な対応が待っているのです。

その日の勤務は午後6時過ぎまで。合計14時間の勤務。

吹雪の時だけでなく、こうしたことが教頭職にとって「当たり前の世界」でした。

管理職を含めた教員の働き方を変えてあげないと、このままでは教員のなり手はいなくなります。

 

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