【リンク】内閣府『Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ』
※再掲
内閣府に総合科学技術イノベーション会議というのがあります。
2022年6月2日に 『Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ』というのを発表しています。
https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kyouikujinzai/index.html
この政策パッケージはとても興味深いものです。
教育に関する政策を文部科学省ではなく、内閣府が出しているというのがポイントです。
この政策パッケージを出す目的は次のように書かれてあります。
「一人一人の多様な幸せ(well being )を実現するという共通項を土台に、双方の目指すべきところを実現するために、次期学習指導要領改訂や来年度実施予定の教員勤務実態調査、「子供目線での行政の在り方の検討実現」などの今後の動きも見据え、今後5年程度という時間軸の中で子どもたちの学習環境をどのように整えていくのか、各府省を超えて政府全体としてどのように政策を展開していくのか、そのロードマップの作成を目指すことが、本政策パッケージ策定の目的である。
少なくとも今後5年間の教育の見通しを示したものです。
そればかりか、次期学習指導要領改定の動きを見据えていますから、今後10年以上の教育の方向性が見て取れるものになってます。
そして次のように書いています。
子供の学ぶワクワク感、教科の学びが自分の設定した課題の解決に生きているという実感、自分の学びを自分で調整する力をどう育むのか、「好き」や「夢中」を手放さない学びをどう実現していくかなど、子供たちからこれらの力を引き出すべく取り組む教師や学校現場を支えるための具体的なロードマップを引き、さらには、現在の新学習指導要領に対応するための教師の今の取り組みを、次の学習指導要領改訂や今後の学習環境の整備に確実につなげていくことが重要である。そして、子供たちが自由に発想し、子供達による主体的な学びを支える主体を多様化し、学校だけでなく地域や保護者、企業、行政など社会全体の理解と連携のもとに、社会全体で教育・人材育成政策を推進する見取り図を示していく。
その見取り図が全69ページに渡って書かれています。
今後の教育についてどうなっていくのか、少しでも学んでおきたいと考えている方には参考になると思います。