【校長通信】「人は誰でも主役になれる」 

【解説】令和5年5月24日記

教師は、地域に生きる子供たちを預かり教育します。

ですから、教師は「地域」と無縁ではありません。

とりわけ校長は、地域に深くかかわり、時には「地域づくり」の担い手としての活動が期待されています。

地域づくりのことについてより深く、より広く学んでいくためにアンテナを高くしておく必要があります。

※初出 平成22年6月24日

◆昨日は、標津町で開催された「まちづくりシンポジウム」に参加してきました。基調講演をされた横石知二さんのお話をどうしても聞きたかったのです。横石さんのプロフィールは、右に掲載した通りにすばらしい実績をお持ちの方です。素晴らしい実績をお持ちの方のお話というのは、ともすれば堅苦しく途中で眠気が襲うようなのが多いのですが、横石さんのお話は、とっても面白く、それでいて心深く響いてくるものでした。1時間半があっという間でした。会場には、お年寄りの方も多かったのですが、どの方も一生懸命に耳を傾けていらっしゃいました。

 

◆横石さんは、徳島県上勝町で「いろどり」という会社を経営しています。過疎の町・限界集落と言われた人口2000人の上勝町を、テレビでも特集されたり雑誌でも何度も取り上げられたりして全国的に有名にしたのは、横石さんの力によるものです。それは「はっぱ」を売ったことです。80前後のおばあちゃんが、はっぱをとり、それを売り物にしていったのです。80を超えたおばあちゃんの年収が1千万を超えます。それも一人や二人ではありません。上勝町では、病気がちのお年寄りは減りました。みんな元気です。たくさんの若者が上勝町で仕事をしたい、生活したいと言って「Iターン」してきています。過疎の町が人口増に転じているのです。その成功の秘密を横石さんは惜しげもなく披露してくれました。

 

◆「人は、誰でも可能性がある」「若さとは、年齢ではなく精神のありようなのだ」などとよく言います。しかし、ほとんどの方は、それをただ単なる言葉だけのことだ、と思っています。できっこない、自分には関係の無いことだ、と思ってしまいがちですが、これほど見事に横石さんは、人は誰でも可能性があり、若さをいつまでも保てるものなのだということを証明して見せてくれました。当然、現在の成功に至るまでには、壮絶なる命を賭けた戦いがありました。しかし、それを笑顔でさらっと言ってのける精神の気高さ、まさしく「本物の人」でした。

 

◆講演の内容について、詳しく書くことはできませんでしたが、是非書店で本を一冊手にしてみてください。教育の世界にも通じるものがあることを感じるはずです。

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