【教頭通信】長期休業に心身をリフレッシュしよう

【解説】令和4年11月22日記

学級担任として毎日子供たち(時には保護者)と接したり、多くのことを指導したりしていると正直疲れは溜まってきます。

しかしながら、年間の中で夏休み・冬休みと言われている長期休業期間があり、私の場合は、そこで心身をリフレッシュできました。

ところが、ある時期勤務時間について厳しく指導される時期がありました。

結果、北海道では多くの管理職が処分されることになりました。

法令に従えば仕方のなかったことなのかもしれませんが、毎日遅くまで学校に残り、仕事をしているという教員の実態には目を向けず、また地域の実情に配慮することもせず処分があったというのは、今から思えばどうなのかなと思います。

ともかく、長期休業期間をどのように考え、どのような仕組みを作るのかというのは「働き方改革」に直結するとても大切なことだと考えます。

※初出 平成12年7月5日

一般教員と教頭としての職務、つまり仕事の中身は違います。

それにもかかわらず、私の心の中には一般教員と同じように考えたり、話したり、行動しようとしたりする部分が結構あります。

こうしたことを、いかに払拭していくかが私の課題でもありますが、反面、心のどこかでそうした一教員時代の感覚や考え方を忘れたくはないと思う自分がいます。

さて、もう少しで夏季休業に入ります。

私が若い頃は、夏休みの研修課題が学校から出され、それを夏季休業中にやって来る事が当然でしたが、まとめどりが入って今は、研修課題が学校から一律に出されることは、どの学校でも少なくなりました。

しかしながら、学生気分でぼーっと過ごしてしまえば、25日間はあっという間に過ぎてしまいます。

せっかくの長期休業に入るのですから、心身ともにリフレッシュをし二学期に向けて充電してください。

私は、長期休業中に自分に課していたことがあります。

それは毎日一冊、トータルで25冊本を読破するということでした。

金額的には書籍代で3万円以上かかりました。

こちらでは購入できない本を、私の実家がある函館の本屋で購入し、日頃読めない本を読む。

これを夏休み、冬休みと続けてきました。

当然ぐうたらな性格ですから、毎日確実に一冊というわけにはいきませんでした。

ある1日にまとめて読むというようなこともありました。

しかし、長期休業中に本を読み続けてきたというのは私の財産となりました。

本を読むという一方で、この長期休業中に何らかの研究会、それも全道規模か全国規模のものに参加し続けてきました。

また、函館に帰省すると、高校時代からの悪友がいますから、毎日のように酒を飲みながら、他の社会の話を聞いたり、教育の話をしたりしてきました。

これらのことが、私にとって二学期に向けての活力を生み出してくれました。

休みの後半になると、2学期の構想をノートに書き出しました。

ただし、私にとってのノートというのは皆さんが想像するようなきちんとしたノートではありません。

メモ書き程度のもの。

チラシの裏に書きつけるような本当にちょっとした思いつき程度のものでした。

是非皆さんも1学期の疲れを落とし、2学期に向けての活力を培ってきてください。 

 

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