【校長通信】いかに学力を向上させるか 継続した取り組みの大切さ
【解説】令和6年4月23日記
今回紹介する校長通信の文章をAI(Copilot)に批評してもらいました。
AIの書いた批評文と合わせてお読みください。
____________________________
【批評】Copilotによる
この文章は、漢字学習における継続性と取り組みの重要性について述べています。著者は、漢字を覚えるためには意識的な努力が必要であり、単に継続するだけでは不十分であると主張しています。また、漢字テストの有効性や、日常的な練習が成果につながることを強調しています。
批評としては、文章は論理的に構成されており、漢字学習に対する個人的な経験と一般的な指導法を組み合わせています。著者の経験に基づくアドバイスは説得力があり、読者に対して具体的な学習方法を提案しています。特に、漢字テストを予告することで学習意欲を高める提案は、実践的で効果的なアプローチと言えます。
一方で、文章中で「断言できる」という表現や「絶対駄目である」といった断定的な言い回しは、読者に対してやや強い印象を与える可能性があります。また、漢字学習における多様なアプローチや個々の学習者の違いについての考慮がもう少し含まれていると、よりバランスの取れた視点が提供されるでしょう。
全体として、この文章は漢字学習における努力と継続の重要性を効果的に伝えており、教育者や学習者にとって有益な洞察を提供しています。ただし、より柔軟な視点や、異なる学習スタイルへの配慮を加えることで、さらに幅広い読者に訴えかけることができるでしょう。
※初出 平成22年9月28日
◆今から13年前、以下のような文章を書いたことがあった。
■漢字の力を付けるためにも、「継続した取り組み」は大切である。継続しないで、漢字の読み書きの力を付けようとしても絶対駄目である。これは断言できる。それでは、継続しているだけで力が付くかと言ったらそんなこともない。漢字への取り組みのポイントというものがある。
■私は、人並み以上に漢字は覚えていると思う。私が、それなりに漢字を覚えているのは、振り返って見ると、大学入試があったからだと思う。大学に合格したいから、漢字の勉強をし覚えた。つまり、覚えようとしたから、覚えられたのである。興味があったとか、漢字が好きだったから覚えたのではない。あくまで、テストがあるから覚えようとしたのである。そのことでいろいろな漢字を覚える。周りの人が読めない漢字でも読める。そうすると優越感が生じ、漢字に興味が増し、ますます勉強するようになる。もちろん短期間で覚えるには、それなりの下地があったと思う。それは、高校まで、私は数多くの本を読み、知らず知らずに漢字に接していたということがあるのではないかと思う。(私は活字中毒である。どんな活字でも目を通す。私の机上に置かれたもので、私が目を通さないプリントはない。ダイレクトメールでもチラシでも目を通す。)
■漢字は、覚えようとしなければ覚えられない。だから、漢字テストは、漢字の力を付けるためには避けて通れないものである。6年生が、漢字コンクールをした。これは、その意味から言ったら、すこぶる有効な方法である。ちなみに学年平均点が80点であるから、なかなかなものである。この点数をとれたのは、日常の取り組みが生じていたからであろう。つまり、日常的に漢字練習する子は高得点をとれただろうし、反対にやらない子は低い点数だったと考えられる。そこで問題になってくるのは、テストをやっても低い子に対してどのように指導したらよいのかということである。「テストのために頑張りなさい」と叱咤激励しても、ほとんど効果はない。それだけの指導で点数が伸びるのだったら、教師は苦労しない。
■もう少し具体的に考えてみよう。明日から、ほぼ毎日漢字テストをやるとする。授業の最初の5分間程度を使って取り組んでみようと考えるわけである。さて、教師がこの時頭を悩ますのは、何問出そうかということである。日常的に取り組む漢字テストをやるのは、誰ができて誰ができないかだけを評価するものではない。一般的には、漢字テストをやることで、家庭に帰ってからも練習させたり、努力させたいためにするのである。そうすれば自主的に努力練習できる問題数というのが適当になる。やはり、5問から10問というのが適当な数であろう。そして、出す問題は予告しておく。予告することで、勉強することを促したいわけである。予告する問題は、模範となる字で板書するなり掲示するなりしておく。読み方だけを書いて、当日は書き方をやらせるというのはしないほうがよい。そして、当日。紙を配って、問題を教師が読み上げる。あらかじめ、問題を印刷しておくというのは、私の場合、長続きがしなかった。答えあわせは、子供同士でやらせる。(教師が何から何までやってやろうとすると、漢字だけに忙殺されてしまう)答え合わせが終わって、満点だったものだけ教師のもとに持ってこらせる。解答を教師が点検する。満点でなかった子は、ノートに三回程度書き直しをして、テスト用紙とノートを持ってこらせる。本当は、次の日、間違えた問題だけを再テストするというのがよい。ともかく、間違えた問題をそのままにしない。そのことが、漢字の力を付ける最大のポイントである。