【学校便り】最低1時間以上の家庭学習習慣が必要です

【解説】平成30年9月9日記

家で勉強するいわゆる家庭学習。中学生は小学生の時とはやはりやり方は違います。

その一番のポイントは、自ら学習するということです。親が中学生になったわが子に「勉強しなさい!」と言っても、ほとんど害にしかならないことが通例です。わかっていることを他の人から言われると反発する。それが中学生の特質だからです。

自ら学習するように仕向けてあげること。それが大切となります。

※初出 平成25年 学校便り

◆小学校入学前、私は母から「学校では、きちんと先生のお話を聞きなさい」と言われていました。私は、その母の言いつけを守り、学校、特に授業時間は一生懸命先生の話を聞くことに集中していました。先生からも、「青坂君は、聞く姿勢がとっても良い」とほめられることもしばしばでした。そのかいあって、成績は悪くありませんでした。勉強で困ったことはありませんでした。

 

◆塾に通う必要もありませんでした。塾に通わなくても、先生の話さえきちんと聞いていれば何とかなったからです。(実際のところ、塾に通わせるだけの余裕は、家にはありませんでしたが。)当時は、スポーツ少年団というのもありませんでした。放課後、学校から帰れば自由な時間が山ほどありました。近所には、学校にいるときとは違った友達がたくさんいました。それも同じ学年ではなく年上も年下もたくさんいました。

 

◆そうした友達と日が暮れるまで、遊びました。野球もやりました。やったといっても、三角ベース、ゴロベスといった正規のルール無視の「自分たちルール」の野球です。もちろんグランドではありません。草原とか工事現場の空き地です。サッカー、ホッケー、隠れ鬼、缶蹴り、ママごと、剣玉、パッチ、鉄棒、マラソン、虫取り、探検ごっこ等、スポーツからごっこ遊びまで、ありとあらゆることをしました。当時、それは特別なことなのではなく、日本の子どもたちのほとんどが体験していたことでした。

 

◆ですから遊びから帰ると、動き回ってお腹がすいているのですから、おかずもほとんどないのに母の作る夕食は私にとって最高のものでした。夕食が終わると、近くの銭湯に週に二~三回ほど行きました。貧乏でしたので、毎日、お風呂に入るなんて考えられませんでした。ともかく夜は、夕食や入浴が終わると、テレビを1時間か2時間ほど視聴して、宿題や漢字テスト等の勉強をさっさと片付けて就寝でした。午後9時前には寝ていました。

 

◆小学校高学年のとき、姉は中学生でした。その姉が「先生が教えていないこと、テストで出した!」と言って憤慨していました。私も先生が教えもしないことをテストで出すなんて、なんてひどい先生なのだろう、と思ったものでした。そんな調子ですから、家庭での学習習慣なんてありませんでした。

 

◆家庭学習習慣のない私が中学生になりました。中学校1年のときは、授業時間も一生懸命先生の話を聞き、授業についていけました。とりあえずトップクラスです。ところが二年生になってくると成績が落ちてきました。特に、英語と国語(古文)の点数が取れなくなってきました。英語は最悪でした。授業では先生の話をきちんと聞いているのに、何がなんだか分からなくなっていました。

 

◆今から思えば、原因ははっきりしていました。家で勉強しないからです。小学校時代の勉強のスタイルを変えない限り、中学校ではついていけないのです。宿題やテスト勉強を少しやるだけでは駄目だったのです。特に英語は、学校だけでなく家に帰ってからの毎日の積み上げこそが重要でした。「努力に勝る王道なし」です。

 

◆そのことにおぼろげながら気がつきました。しかし、宿題のように先生から与えられたものならできますが、自分の考えで自由にやってよい、といった自主的な家庭学習ができないのです。そこで、当時あった『中○コース』『中○時代』といった月刊誌で勉強をすることにしました。それだけでは不足するので、母に頼んで一ヶ月に一冊送られてくる通信教育もやるようになりました。このようにして、何とか成績もアップしていき、高校入試には間に合いました。

 

◆やはり小学校と中学校では、家庭学習の取り組み方に違いが出てきます。中学校では、自ら学習する力が必要となります。10月は、文化祭という大きな行事もありますが、是非、最低1時間以上家庭学習に取り組んでほしいと思います。

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