【連載16】新しい時代の学級づくり~学級の風土づくり・その1~
学級づくりのフレーム(枠組み)を考えておくことはとても必要なことです。
担任教師に、このフレームがあることによって、見通しのある学級指導ができるようになります。
学級づくりのフレームのベースにあるのが、学級の風土です。
この学級の風土は、教師にもまして子供にも見えません。
ある意味、空気のような存在です。
「子どもの発達科学研究所」のサイトには次のようにあります。
学校風土が良いことは、児童生徒の行動上の問題の改善だけでなく、学業成績の向上にとっても、最も重要な要因の1つであることが、諸外国における研究から分かっています。
ここでは、学校風土と言っていますが、私としては学級でも同じことが言えると考えます。
子どもの発達科学研究所の指摘は大変重要です。
学校風土が良ければ、問題行動の改善や学業成績の向上が期待できるということです。
ちなみに学校風土を次のように定義しています。
「学校風土とは、学校生活の特性と質であり、それは児童生徒・保護者・教職員の学校生活における経験に基づいている。また、規範、目標、価値観、人間関係、教えと学びの実践、組織体制を反映するものである」