【ICT活用】デジタル端末が子供たちに与える影響

デジタルデバイスの使用が子供たちに与える影響について調査した研究があります。

OECD各国を対象とし、デジタルデバイスの使用が子供たちの成績や学校での所属感にどのように影響するかを調査することを目的としたものです。

特に、デジタルデバイスの使用時間とその目的(レジャーか学習か)によって、子供たちの成績や学校での所属感にどのような違いが生じるかを明らかにしようとしています。

その中の一部が「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)参考資料」の中に掲載されています。

その資料が次のものになります。

ポイントは、学校におけるデジタルデバイスの適度な使用は数学の成績に寄与するということです。

1日最大5時間の使用では、全く使用しなかった子供たちより少なくとも数学のスコアが20ポイント高くなっているということです。

また、この研究では学校への所属感も高くなっていると結論付けられています。

しかしながら、学校での学習活動のために1日5~7時間デジタルデバイスを使用した子供たちは、1日3~5時間使用した子供たちよりも12ポイント低いスコアを記録しているということですから、「適度な使用」ということが大切だと言えます。

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