【雑感】授業内容に応じて日課表を弾力的に運用できるようにすること
学校の教育活動を実質的に動かしていく教務主任になったとき、いくつもの改革・改善を行ってきた。
ある意味、教務主任とはとてもやりがいのある立場である。
教務主任となって日課表の改善を行ってきたことについては先日の「雑感」の中で書いた。
日課表の改善は、単年度で終わったのではなく次の年度でも行った。
その年度のポイントは、21世紀の教育を睨んで、各担任が様々な創意工夫ができるようにするために、日課表を改善するということであった。
改善したポイントは、次の1点だけである。
1時間目終了のチャイムと2時間目始まりのチャイムをなくすこと
この変更点のねらいは、学級担任の裁量によって、1時間目と2時間目の学習を弾力的に運用できるようにするということである。
つまり各担任は、45分という枠に縛られることがなくなる。
1年生と6年生では授業に集中できる時間も違う。
それなのに一律45分である。
違ってもいいはずである。
そのためには、チャイムが邪魔なのである。
チャイムが鳴らなくなれば、年齢や子供の実態、そして学習内容によって弾力的に運用できる。
15分とかの短い授業も可能であり、反対に90分という長い授業も可能になるのである。
もちろん、この変更は各担任に対して「責任」ということを強く求めていくことになる。
「責任」ということがなければ、この取り組みはいい加減な授業になる危険性も含んでいるということを考えておかねばならないだろう。
そんなことを考え実践したことがあった。
当初戸惑いもあったが徐々に良好に機能していったのではないかと思っている。