【連載35】ICT活用と知的好奇心 ~個別最適な学びの二つの方向性・その3~

子供たち全員を1つの山に登らせる方向性と子供たち一人一人が違う山に登る方向性。

この二つが私なりに理解している「個別最適な学び」の方向性です。

文部科学省は、「個別最適な学び」を「指導の個別化」と「学習の個性化」という二つの用語で呼んでいます。

この二つの用語の意味は、前述してきた山登りの例で理解してもあながち間違っていないのではないかと思います。

ともかく、「個別最適な学び」には子供たち全員に学習内容をきちんと定着させることを目指す「指導の個別化」と子供一人一人が自分の興味関心や特性等に基づきながら取り組む「学びの個性化」というものがあるということなのです。

さて、このような学びを現実のものとしていくためには、ICTの力が不可欠になります。

このICTを「誰が」「どのように」使っていくのかということは、考えておかなければならないことです。

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