【集団思考論】第45回「子供の成長に頑固にこだわる」その1
教師にとって「子供の成長に頑固にこだわる姿勢」というのは大切なことだと考えてきた。
しかし、私は子供の成長になかなか頑固にこだわることができず、どこかであきらめ
「もうこれ以上子供を追い込むことはできない」
「自分は精一杯やったのだから、これ以上子供たちを成長させることはできない」
等と思うこともあった。
自分自身の「あきらめ」や「放置」、こうしたことが子供の成長を妨げるものだったのかもしれない。
今教育は変わりつつある。
子供の側に立った教育観が必要とされている。
その流れの中において、教師には「子供の成長に頑固にこだわる」ことは必要ないのだろうか。
子供に任せ、子供がやりたい、向上したいと思ったことのみにしていっていいのだろうか。
教師が子供の成長に頑固にこだわるという考えや指導は、古臭いものとなってしまったのだろうか。