【雑感】産業構造審議会 教育イノベーション小委員会
昨年9月に経済産業省産業構造審議会 教育イノベーション小委員会は、「中間とりまとめ」を発表しました。
この「中間とりまとめ」は、一言でいうなら、これからの教育に関する提言です。
教育イノベーション小委員会の設置趣旨についてこのように書かれてあります。
一部抜粋します。
GIGAスクール構想で進む学校ICT環境やEdTechが今後も進化し続けること、多様な個性・特性や背景を持つ全ての児童・生徒が学ぶインクルーシブな環境を保障することを前提に、経済産業省「未来の教室」実証事業やその他の先進事例を議論の素材として以下の議論を進め、今後の文部科学省における教員制度改革や2030年代の学習指導要領等の議論に資するよう、提言を行う。同時に、全国の学校教育現場に向けて新たな学びの姿について提案を行う。
経済産業省が示す「新たな学びの姿」の提言です。
このとりまとめは全199ページに及ぶものとなっています。
論点は次のようにまとめられています。
一つ一つの項目が、具体的です。
「とりまとめ」全199ページの中から一つだけ紹介します。
授業時数管理を全国一律に行ってきた「標準授業時数管理」ではなく「個別学習計画」に変更するというものです。
この一つだけ取っても、非常にインパクトのあるものです。
当然、実現するのは簡単なことではありませんが、これからの日本の教育を考えた時やらねばならないことだと思います。
今後どうなっていくのか、次期学習指導要領に反映されていくのか、その推移に見守っていきたいと思います。