【雑感】新型コロナウイルス感染症5類に移行後の教育活動の在り方
令和5年5月8日以降、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行します。
現在行われてきた新型コロナウイルス感染症に対する「基本的対処方針」や「感染症対策本部」は廃止されます。
これに伴って各学校における新型コロナに対する対応も変化します。
5月8日以降、日常における基本的な感染対策については、主体的な選択を尊重し、個人や事業者の判断に委ねることが基本
となります。
文部科学省は、「新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について」をサイトにアップしています。
この中で移行後の学校教育活動について周知文書を発出しています。
今まで、学校教育活動は制限されてきました。
この間、子供たちには「学習や心身にも一定の影響が生じているとの指摘」があります。
そこで、制限されてきた教育活動について十分検討することを促すとともに、積極的に実施していくことを求めています。
しかしながら、コロナ禍以前の学校に戻るのではなく、「新しい学びの在り方への進化を図っていくこと」を求めています。
具体的には以下2つのことを求めています。
1.一人一台端末をはじめとするデジタル技術を一層活用した個別最適な学びと協働的な学びの実現
2.児童生徒が多様な他者と交流する豊かな体験活動の充実
デジタル機器を活用して子供たちの学びを充実させることはもちろんのこと、豊かな体験活動を充実させることは、子供たちの健やかな成長にとって欠くことのできないことです。
少しでも、学校の教育活動が「働き方改革」の名のもとに「やせ細った教育」にならないことを祈りたいと思います。