【連載】Microsoft Teams活用法11 〜1人1台の端末を文房具として使う〜
1人1台の端末を教師の指示による使い方ではなく、児童生徒自身が考えて使っていく文房具として扱いが求められています。
Microsoft Teamsを学習支援ツールとして使っていく場合、二つの側面があります。
一つがコミュニケーションツール。
もう一つがコラボレーションツールとしての役割です。
Microsoft Teams を児童生徒と教師のコミュニケーションツールとして機能させることで、今まで以上に学習効果や学びの楽しさを高めることができます。
また、Microsoft Teams は、Microsoft 365の他のアプリとも連携させることで、コラボレーションツールとしても大きな役割を果たします。
例えば、WordやPowerPointなどのOffice アプリを使って児童生徒が自分で学習コンテンツを作成したり、教師がフィードバックを与えたりすることができます。
また、OneNote や Forms などのアプリを使って児童生徒がノートやクイズ(小テスト)などを作成したり、教師が評価したりすることができます。
例えば、理科の授業では「理科」 というチャネルを作成します。
そのチャネルでPowerPointを使って児童生徒が実験報告書を作成します。
教師が、その実験報告書にコメントや修正案をつけることができます。
また、「理科実験」というチャネルでは、OneNote を使って児童生徒が実験の手順や結果を記録します。
その児童生徒の記録したノートを教師が確認したり、より学びを深めるための質問したりすることができます。
※Microsoft TeamsのチャネルからWordやPowerPointなどを使うことによって、データファイルはクラウド上に自動保存されるとともに他の人たちと共有することが容易にできるようになります。