【日々の動き】ICT支援員の課題と今後の取り組みについて学ぶ
ICT支援員とは、学校など教育現場のICT環境の活用支援業務を担う人材のことです。
文部科学省が配置促進に取り組んでいますが、ICT支援員はまだまだ不足しているのが現状です。
今日は、日本ICT支援員協会(ICT支援員普及促進協会がこの6月に名称を変更)がオンラインで開催する更新時講習会に参加して、現在の課題と今後の取り組み方について学びました。
この記事では、その内容を私なりにまとめて紹介します。
ICT支援員の現状と課題
講習会では、ICT支援員の現状と課題について、以下のような話がありました。
・ICT支援員は全国で約6,000人いますが、学校数や生徒数に比べるとまだ不足しています。
・ ICT支援員の配置は地域や学校によって大きく差があり、一部ではICT支援員がいない学校もあります。
・ICT支援員は教育現場の環境面だけをサポートするのではなく、学習支援にも関わることが多く、教員との連携や協働が求められます。
・ICT支援員として必要な知識やスキルは時代や環境に応じて変化するため、常に最新情報をキャッチアップすることが重要です。
・ICT環境の整備や運用だけでなく、教員や生徒・保護者への指導やサポートも行っていく必要があるのだろうと聞いていて思いました。。
これらの課題を解決するためには、ICT支援員の配置数や配置条件を改善することや、ICT支援員の業務内容や役割を規格化することなどが必要です。
ICT支援員の今後の取り組み
講習会では、ICT支援員の今後の取り組みについて、以下のような話がありました。
・日本ICT支援員協会は、ICT支援員として必須の基礎知識を習得する初任者向けのオンライン講習会「ICT支援員Web講習会 ブロンズコース」を開催してきています。今後もこの取り組みは必要です。
また、ICT支援員を管理する立場を目指す人には、「ICT支援員統括管理者養成講座」も用意されています。
・日本ICT支援員協会は、この6月に「ICT支援員普及促進協会」から名称を変更します。これは、ICT支援員の社会的地位や役割を高めるために必要なステップだと考えられます。
・現在、同協会には約400名の会員がいますが、今後はさらに多くのICT支援員が加入することが期待されます。
以上が、更新時講習会で学んだ内容です。ICT支援員は教育現場のICT活用に欠かせない存在ですが、まだまだ課題も多くあります。
しかし、日本ICT支援員協会などの取り組みによって、ICT支援員の資質向上や社会的評価が進んでいくのではないかと思います。
私も会員の一人として更に勉強していこうと思います。