【連載19】新しい時代の学級づくり・指導原理
学級経営は、個別指導だけで成立はしません。
集団指導も必要とされます。
集団指導という側面を強調したのが、学級集団づくりです。
学級集団づくりを理解するためには、まず集団と個の関係について理解しておかなければなりません。
大切なポイントは、集団と個との関係は、お互いが独立した関係にあるのではなく、お互いが密接に関係しながら影響しあうという相互作用の関係にあるということです。
相互作用の関係であることによって、集団に支えられて個が育ち、個の成長が集団を発展させます。
その集団と個の相互作用によって、児童生徒の能力を最大限に伸ばし、児童生徒が社会で自立するために必要な能力を身につけることができるようにすることが可能となります。
それが学級集団づくりにおける根本的な指導原理となります。