【ICT活用】活用するためには学習規律が必要
学校にタブレット端末が導入されていますが、なかなか活用が進んでいない状況も見られるようです。
活用しない理由の一つとして、
「授業時間、タブレット端末を使用すると、勝手に操作して授業に集中できない」
「ネットなどに勝手にアクセスして生徒指導上さまざまな問題が生じる危険性がある」
といったことがあります。
タブレット端末を活用していくためには、やはり学習規律と言ったものが、きちんとその学級で指導され、機能していることが前提となります。
タブレット端末導入にあたって、すぐに指導すべきルール・約束事と時間をかけながら実際の活用場面で指導・定着させていくルール・約束事があります。
すぐに指導すべきルール・約束事には、端末を管理するための保管場所・授業中の置き場所・授業開始前にどのようにするのか等があります。
これらは、それほど時間をかけなくても、導入当初に指導すると定着していくとの報告があります。
ところが、時間をかけて繰り返し指導しなければならないルール・約束事があります。
「友達の発言中は端末を触らない」
「他人の端末には勝手に触らない」
「教師の発言中は、端末を閉じ、しっかり聞く」
「必要に応じて、自分の判断で端末を閉じる」
といった内容です。
これらは時間をかけながら、実際の活用場面で教師自身が指導の工夫をすることで定着を図っていくことが必要となります。