【連載06】ICT活用と知的好奇心~知的好奇心を削いでいる学校教育~

なぜ、「?」から「!」という学びのプロセスが大切だというシンプルで簡単なことがわかっているのに、今まで学校教育はしっかりと取り組んでこなかったの、と疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。

小さい時にはあれほど何事にも意欲的で好奇心に満ちていたのに学校に通わせれば通わせるほど、なんかおかしくなっていると思うかもしれません。

子どもによっては、「学校に行きたくない!」と思う学校嫌いな子・不登校の子まで、日本の中には沢山出ています。

「学校の勉強は楽しくない!」

「なぜ、勉強しなければならないのかわからない」

学ぶことに意味を見出せず、学びから逃避する。

それは生まれつき持っている好奇心や向上心を年齢が上になるにしたがって現状の学校教育というシステムが削いでいっているからなのではないでしょうか。(もちろん現状の教育のシステムの中で学校や勉強を楽しんでいる子も沢山います)。

それはやはりどこかに原因があるからです。

今から50年前に出版された『知的好奇心』波多野誼余夫・稲垣佳代子著という書籍があります。

今でも色褪せていない読み返したい名著です。

その書では、ただたんに好奇心・向上心と呼ぶのではなく、知的好奇心とよんでいます。

『知的好奇心』の書に学びながら、知的好奇心という観点から教育の在り方を、この後考えてみることにしましょう。

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