【連載03】新しい時代の学級づくり ~集団「優先」主義からの脱却・その2~
集団との「共通理解」「共通行動」が優先されると、中身・内容はどうでもよくなります。
「みんながわかっているのだからお前もわかるはずだ」
「みんなが行動しているのだから同じように行動しなさい」
という具合になります。
同調圧力が強まります。
結果、集団におけるルール・規則と言ったものが絶対になってしまいます。
ある意味、集団に追従していたほうが楽に生きられます。
中身を考えることをしなくなるわけですから、考えるというエネルギーを使う必要はありません。
それは自主性や主体性を無くすることにつながります。
中身・内容のない「共通理解」「共通行動」は全く無意味です。
集団を優先するのではなく、自分なりの考えを持つことにエネルギーを費やした方がよい。
自分で調べ、自分なりに「解」を持つ努力をした方が、自立した人間になる近道なのです。