【連載02】新しい時代の学級づくり ~集団「優先」主義からの脱却~
集団が個より優先され、時には同調圧力によって個をつぶしてしまう。
そのような集団はこれからの時代に必要としません。
しかし、いかなる時代にあっても組織・集団は必要です。
必要ですが、大人である教師が管理するために作って、それに子供をはめ込むような集団を作ってはなりません。
子供自身が生み出す、子供が必要とするような集団。
そして、子供自身一人一人が納得してルールを生み出すとき、集団は素晴らしい力を発揮しだすのです。
その力を発揮させるためには、集団がどのように発展していくのか、すなわち成長していくのかという見通しを教師には必要とされます。
それは、子供の年齢や子供を取り巻く人的関係を含めた環境や地域性といった風土なども影響しているということを踏まえた教師の構想力が求められます。