【連載10】ICT活用と知的好奇心 ~教える時間は限られている~

学校教育において「教える時間」は限られています。

無制限にあるのではない。このことが前提です。

現場の先生方は、この限られた時間といつも戦っています。

限られた、制限された時間内で何とか最大の効果を上げようとしています。

ところが、そのことを理解されていない方々がけっこういます。

もしくは、理解されていても取るに足らないことだと思われている方もいます。

小学校教師の一日の時間で考えてみましょう。

ほぼ毎日、一日6時間の授業が入っています。

ただし、小学校における1授業時間とは通常45分間をさします。

6時間の授業以外に朝の会、帰りの会、給食時間、清掃時間、休み時間が入ってきます。

これらすべてに教師が一緒に活動したり、指導したり、見守ったりすることが期待されています。

ですから、休み時間といっても決して先生方が心身ともに休める時間ではありません。

あくまで子供の「休み時間」なわけです。

そうした授業外の時間をトータルすると約2時間以上になります。

授業を合わせると、これらで1日の勤務時間はほぼ終了です。

そこで、これでは職員会議や先生方の研修に割り当てる時間がとれないわけですから、一年間という時間の中で、各教科等の標準授業時数が確保できるという見通しの中で、ある日は5時間授業、ある日は午前授業というように計画を立てていくわけです。

要するに、一年間という期間の中で授業時間を計画的に実施していくことになるのです。

教えていて、もっとこの教科、この学習内容に時間を割きたいと考え、実践しようとしてもそんなに簡単ではないのです。

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