【連載12】ICT活用と知的好奇心 ~適正処遇交互作用~

大学時代に適正処遇交互作用ということを学びました。

一人一人に応じた適正な教授・学習方法というのがあり、それが一人一人にマッチしなければ効果を発揮しえないということです。

例えば、黒板とチョークによる教授方法を好む子供がいたり、視聴覚機器を用いた教え方を好む子供がいたりする。

教授方法・学習方法で、一人残らず全ての子供に最大限の効果を発揮しうるものはないとする考え方です。

ですから、様々な方法を取り入れながら子供たちの適性に合った教え方を工夫するということが大事だということ、それを私は学びました。

適正処遇交互作用という考え方は、個別化・個性化を求められる今の時代だからこそ大切なものと言えるでしょう。

40名もの子供たちに適した方法を取り入れるというのはなかなか難しいことです。

それは、一人一人の子供たちすべてから等しく知的好奇心を引き出すということが難しいということを意味しています。

一人一人を大切にしていこうとするなら、教授方法・学習方法も一人一人に合ったものにしていくことが教育効果を最大限高めることができるのです。

しかし、これは一斉指導という枠組みの中では、極めて非効率的なものにならざるを得ません。

一クラスを少人数にしたとしても、教師が採用した教授・学習方法を取り入れている限り合わない子はいます。

それは教師が行う一つの方法に合わない子を阻害してしまう要因になる危険性があるということです。

仮に一番効果的な方法をとったと教師が考えていたとしても「学級の中には私の教え方に合わない子も少なからずいる」という思いを常に持っていなければなりません。

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