【連載13】ICT活用と知的好奇心 ~子供を取り巻く環境の変化~

今までの中で私は、子供たちの知的好奇心を十分に引き出すことができず、学校教育が効率性を追い求め、管理主義に陥ってきたことの原因として3点を述べてきました。

 1 時間

 2 内容

 3 方法

です。

そして、もう一つ指摘しておきたいこととして、子供たちを取り巻く環境ということもあります。

身の回りの変化や社会の変化、人間関係の変化や物的な環境の変化などあらゆる意味での子供たちを取り巻く環境は変化してきました。

昔とは比較にならないほどの激変と言ってもいいでしょう。

その象徴的なものがインターネットです。

今の子供たちは、赤ちゃんの頃からネット環境にさらされています。

親は、ネットにつながったスマホで子育ての情報を得、時には子守代わりに使います。

ゼロ歳児でスマホを使っているのは7割を超えているという調査もあります(それは親が子守代わりに使っているということを意味しているのだろうと思います)。

小さい頃からネット・スマホ等に触れている世代を「デジタルネイティブ」と言います。

スマホやネットにつながったデバイスを使うのは当たり前です。

ところが、学校ではどうでしょうか。

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