【連載14】ICT活用と知的好奇心 ~ネット社会とどう付き合っていくのか~
子供たちを取り巻く環境は大きく変わってきましたが、学校はほとんど変わらず今に至っています。
2年前まで、もしかしたら今でも「スマホはダメ」「ネットは危ない」と思っている教師たちは多くいるのではないでしょうか。
もちろん、以前から指摘されてきたことですがネットには「光と陰がある」ということ。
つまり、メリットだけでなくデメリットもあるということです。
デメリットがあるからと言って、子供たちにネットを使わせないということはありえないことです。
小学校・中学校時代には、触れさせず、いきなり社会に出てから自由に使わせるということをしてしまうことの方が害は大きくなります。
ネットとどう向き合い、どのように使ったらよいのかを小さい頃から体験を通して身に付けさせていく方が将来トラブルに巻き込まれるリスクは低くなります。
知的好奇心という観点から考えても、ICTを活用した教育は効果があります。
学力とICTの関係でいっても、ICTを活用したほうが学力が向上するという研究結果が出されています。