【連載16】ICT活用と知的好奇心 ~学校図書館を「知の空間」に変える~
学校改修工事で意見を述べる場が何回かあり、私の理想とするこれからの学校施設の変えていきたいことを述べていました。
大規模な改修です。
今まで建っていた校舎の場所を変更し、市街地側に移動させ、校舎そのものを完全に新築にするというものでした。
私が真っ先に話したことが、学校が地域と結びつく、地域に開かれる、地域とともにあるというコンセプトです。
そして、私は、その一番の目玉を「学校図書館を変える」ということにおいていました。
図書館に対する大方のイメージは来館している方は無言で本を読んでいる、ということではないでしょうか。
特に学校図書館は、休み時間に図書委員会の子供が本の貸し出し係をやっていて、本好きの子が借りに来る、というイメージでしょう。
そして、今ではあまり使われなくなった特別教室という感じでしょうか。
私は、学校図書館を地域とつながる「知の空間」へと変えたいと思っていました。
私のイメージは、カフェのような図書館です。