【連載21】ICT活用と知的好奇心 ~「教室はまちがうところだ」~

昔から、全ての子供たちが楽しく学校に通ってほしい、どんな子でも意欲的に前向きに授業を受けてほしいと教師の誰もが願ってきました。

ところが現実はなかなかうまくいきません。

そうした現実に立ち向かい何とかしようとしてきた教師たちも多くいます。

教師たちが考えてきたことは、子供の中に失敗や間違いを怖れる子がいる、それも学年が上がるにしたがって増えていくということでした。

その象徴的なことが、教師が問いかけても子供が手を挙げなくなるということでした。

指名して発表させるとわかっている。

だけど手は挙げないということ。

小学校高学年であれば、それは女子に多く見られる現象でした。

そこで、教師の多くは「失敗してもいい」「間違えてもいいんだ」ということを子供たちに語ったりもしてきました。

多くの教室や学校図書館には絵本『教室はまちがうところだ』(蒔田晉治著 子どもの未来社)が置かれていました。

教室はまちがうところだ、という考え方は私も含めて多くの教師たちの共感を得ていたのです。

それは一人残らず大事にしたいという教師としての良心の表れだったのです。

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