【連載40】ICT活用と知的好奇心 ~「社会に開かれた教育課程の実現」~

これからの時代においては、社会と連携し協働しながら、必要とされる能力・資質を身に付けていけるようにするために「社会に開かれた教育課程の実現」ということが言われています。

ところが学習指導要領の改訂があった平成29年前後には盛んに言われたものの、現在ではあまりその言葉を聞かなくなってしまいました。

ICTを活用すれば以前より簡単に実現できると思うのですが、なかなか難しいようです。

難しさの原因の一つには、コロナによる影響も大きくあったとは思います。

そして一番の原因は「社会に開かれた教育課程の実現」というのはそんなに簡単なことではないということなのです。

実現するためには「時間」「内容」「方法」「取り巻く環境」からの教育課程の検討が不可欠となります。

また、それを行っていくためには、学校だけでなく地域社会との理解と協力が必要になります。

今から30年以上前、私が勤務していた小学校で「地域に飛び出す子供たち」というテーマで実践を行ったことがありました。

総合的な学習の時間すらない時代に学校全体だけでなく、地域社会を巻き込んだ実践は、今から思えば画期的だったと思います。

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