【連載53】ICT活用と知的好奇心 ~自動走行車の秘密・その5~
「障害物があったらストップする」という一連の動きをプログラムするためには、
「スタートボタンが押されたら」
「前へ」
「50%の速さで」
「動く」
「距離センサーで測った物体との距離が、15センチ以内になったらモーターをストップする」
となります。
このことをコンピューターに通じる言語で覚えさせなければなりません。
それがプログラム言語というものです。
一般にイメージするのは、アルファベットや数字を使って、延々と書き込んであるコンピューターの画面を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、プログラミング初心者にとっては、テキストで表現されたプログラム言語は極めてハードルの高いものとなります。
そこで開発されたのが、スクラッチ型のブロック言語です。
命令の書かれたブロックを組み合わせることでプログラムを作っていくのです。
ちなみにスクラッチのブロック言語は、LEGOのブロックをイメージして開発されたと言われています。