【連載04】 新しい時代の学級づくり ~学級は多様性を学ぶ場・その1~
今までの学級づくりでは知らず知らずのうちに同質性・均質性を求めてしまいがちでした。
教師側からすると、子供たちが同質であったり均質であったりすることの方が指導が楽だからです。
悪い言葉で言えば、管理しやすいということになります。
管理がしやすいことによって、教育の質を高められると考えてきたのです。
学級崩壊や子供の荒れに対して、子供たちを管理すること(教師の指示したことに従わせること)によって教師は対応してきたともいえるでしょう。
また、学力面でも文句を言わず教師から指示されたことを黙々とこなすことの方が成果を生み出しやすかったのです。
いわゆる「良い子」を生み出す装置として学校・学級は機能してきました。
しかし、それは破綻しました。
不登校・いじめの増加。
そればかりか校内暴力の低年齢化が進んでいます。
「子供たちからの反乱」が進行しているのです。