【連載09】新しい時代の学級づくり ~包み込みの原則・その1~

これからの学級づくりでは、子供たちの多様性を認めるとともに、あらゆる子を包み込んでいくということが必要になります。

多様性を認めるということは、実は学級がばらばらになっていく危険性があるということを教師は考えておかなければなりません。

多様性を認めるというのは学級の外にベクトルが向かっていくことを意味します。

そのために教師のまとまりのない学級となったり、学級崩壊へと向かうこともあり得ます。

そこで、学級の内に向かうベクトルを教師は用意しなければなりません。

その一つは、教師が一人一人を取り残すことなくリーダーシップをとって学級の方向を指し示していくことです。

それはただ単に子供たちへの指示を強制的にするというのではなく、子供からの信頼と尊敬を背景とした指導力の必要性です。

笑顔を絶やすことなくいつも明るく、優しい。だけど時には厳しい。

先生のそばにいると安心できるような、そんな感じの教師です。

そのような教師の指し示す方向なら子供たちは一緒にやっていこうとするものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です