【連載12】新しい時代の学級づくり ~包み込みの原則・その4~
話を聴く教師は子供たちから好かれ、尊敬されるということだけではありません。
教師の指導性を向上させることにもつながります。
子供たちの話を聴くことによって、教師は多様な視点を持つことができます。
多様な視点を持つことによって、効果的な指導ができたり、自分自身の指導法を改善したりすることができます。
多様な視点を持つためにすることは、話を聴くことだけではありません。
子供の日記や作文、そして日々繰り広げられる子供たちとの生活の中からでも多様な視点を身に付けることができます。
これが支配型の教師ではうまくいきません。
子供たちは、教師の前では安心できず、さまざまな表情を見せることがないからです。
尊敬型の教師になろうとするためには、子供の良いところも悪いところも丸ごと包み込もうとする教師の覚悟と姿勢が大切になります。
子供が多様であることを受け入れることです。