【連載11】新しい時代の学級づくり ~包み込みの原則・その3~
休み時間になると子供たちが教師の周りに集まってくる。
体育が終わって、体育館から教室に向かう途中、子供たちが教師の手を握ってくる。
教室の教師の机の周りは、いつも子供たちであふれかえっている。
このような状況が生まれるとき、間違いなく子供たちは教師のことが好きです。
そして、尊敬しています。
ですから、授業中でも教師と視線が合います。
教師の話もしっかり聞こうとします。
教師と子供の距離は近いのですが、適度な距離感があります。
このような教師というのは、間違いなく子供たちの話に耳を傾けます。
笑顔で子供たちの話にうなづいたり、驚いたりしています。
子供の話に共感します。
こうした教師の聴く態度というのは、子供との信頼の絆を強めていきます。
そして、時には一人の子供の話から他の子供の話とつなげたり、話題を振って発言を引き出したりします。
子供の話を一生懸命聴く教師は、子供たちから好かれ、尊敬されるのです。