【雑感】中教審ワーキンググループの会議資料

文部科学省のサイトを見ていたら、中央教育審議会の「義務教育の在り方ワーキンググループ(第4回)」会議資料が掲載されていました。

https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2022/mext_00015.html

ここに掲載されている資料を読むと、現在日本の教育では何が問題になっていて、どういう方向性に進もうとしているのかがある程度わかります。

例えば「多様性と包摂性に基づく学校文化の醸成」では委員の意見をまとめて次のように記述されています。

多様性は特別なものとして配慮するのではなく、そもそも誰もが特別な存在であることを当たり前のこととして捉えていくべきではないか。誰もが個別最適な学びを得つつ、異年齢、異なる学力、異なる属性が緩やかにつながって、対話して、納得解を得る場としての学校をつくっていくべきではないか。ただし、そのためには、教師等の人数や教室という場のリソースの限界、保護者や他の児童の理解の限界などが存在し得ることには留意が必要。

「多様性と包摂性」を今の言葉で言うと「ダイバシティ & インクルージョン」となると思います。

私が、以前から主張していることと重なる部分が多く、今後どのように政策として結実していくのか楽しみであります。

検討のための参考資料も掲載されています。

考えさせられる資料が数多くあります。

コロナ禍によってますます不登校が増加しています。

現状の学校の意義を今一度根本から見直さなければならない時期に来ています。

教師のやりがいについて調査したジブラルタ生命のアンケート結果も引用されています。

教師のやりがい第一位は、ダントツで「児童・生徒の成長が感じられたとき」です。

つまり、子供ができなかったことができるようになった時やよりよく変化していったときにやりがいを感じるというわけです。

これを実現するためには、教師には努力が必要です。

そして、教師としての力量を向上させるには、それなりに自覚した時間が必要なのです。

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