【読書】苅谷剛彦著『コロナ後の教育ヘ』(中公新書ラクレ)

政府は、新型コロナウイルス感染症の5類への移行を5月8日にする方針決定をしました。

5月8日以降は、コロナ後という感じになります。

当然、コロナが終息したわけではありませんから、ウイズコロナというのがより正確な言い方となるのでしょう。

教育は、前に戻るのか、それとも新しい教育へと変わっていくのか。

その手がかりを掴んでみたいと思って、この書を読んでみました。

残念ながら、大学のことについては多く書かれていますが、私の興味とする義務教育については少しでした。

できれば苅谷氏が義務教育改革についてどのように考えているのかもっと知りたいところです。

ところで、10年前の2013年に教育再生会議は、10年以内に世界ランキング100位以内に、日本の大学を最低でも10校を入れるということを目標にしましたが、残念ながら沈んだままです。

ちなみにランクインしたのは39位の東京大学、68位の京都大学の2校だけです。

スーパーグローバル大学創生支援事業を行ってきても効果は上がっていません。

日本の教育は、根本のところから考え直さなければならないのではないか、というのが読んだあとに残った感想でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です