【雑感】小学生の自己肯定感の低下は何をもたらすのか

昨日3月8日に行われた中央教育審議会の総会において、「次期教育振興基本計画」の答申が取りまとめられました。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1412985_00005.htm

この中に参考資料・データ集が掲載されています。

答申の基になったデータ類です。

人口減少時代になっていく日本の姿、そしてその中で子供たちの現状が各種データとして表されています。

私なりにいくつも気になったことがありますが、今回は一つだけ紹介しておきます。

このグラフは、「自分によいところがある」と思っている児童生徒の割合の年度推移を表したものです。

令和2年はコロナのために調査は実施されていませんが、過去5年間の小学生と中学生の割合となります。

児童生徒の4人に三人が「自分にはよいところがある」と思っています。

逆に言えば、児童生徒の4人に一人が、「自分にはよいところはない」と思っている割合となります。

今まで、いわゆる自己肯定感の指標となるこの調査では、中学生が小学生より低い結果となっていました。

しかし、令和3年においてはほぼ同じ割合となりました。

小学生が低下したのです。

平成30年から比べると約8ポイント低下しました。

なぜ、小学生は低下したのでしょうか。

やはりコロナによる影響でしょうか。

行事の削減、友達との対話不足、マスク生活等、小学生の「心」に悪影響を及ぼしそうなことはたくさん考えられます。

もしかしたら大人たちが考えている以上に深刻な状況なのかもしれません。

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