【日々の動き】白寿のお祝い
函館に来ている。
母の白寿のお祝いをするためである。
白寿のお祝いをすることになったのは、私の娘たちの提案である。
高齢者施設に入所している母。
コロナ禍の時には、母に会うことも、ましてや外出させることも外泊させることもできなかった。
今はようやっと外出はさせることができるようになった。
そこで家族みんなで集まってお祝いをしようということになったのである。
母を高齢者施設から連れ出し、簡単なお祝いをした。
娘たちが用意したプレゼントを母に渡す。
母は感激してくれた。
食事は、函館では有名なあさり本店のすき焼き弁当。
本店ですき焼きを食べようとしたが、満席で予約が取れなかったので、仕方なく弁当にしたが、それでもとても美味しいすき焼きだった。
それ以外に娘は、函館の魚屋に頼んだ刺盛を準備していた。
刺し身は、母の好物である。
母は「施設では、ほとんど刺し身は食事に出ることはない」と言いながら、刺し身を美味しそうに食していた。
私の2番目の娘の結婚式が、来春に札幌で行われることが決まった。
しかし、母は体力的にその結婚式に参列することは無理だろう。
それでも来春百歳になる母のお祝いはしてあげたいと思っている。
親孝行も満足にしてこなかった私のせめてもの罪滅ぼしのつもりである。