【ICT活用】夏季休業における端末持ち帰り

令和5年3月30日付で文部科学省から、各都道府県教育委員会並びに各指定都市教育委員会に「端末の利活用状況等の調査結果を踏まえた対応について(依頼)」という文書が発出されています。

内容を一言で言えば、一人一台端末をもっと活用してほしいというものです。

その中に、端末の持ち帰り学習のことについても触れてあります。

昨年度(令和4年度)の夏季休業における端末の持ち帰り学習を実施した学校の割合が発表されています。

まず北海道の小学校ですが、持ち帰りを実施したのは43.1%。

全国平均には達していません。

半数以上の小学校は実施していないということがわかります。

次に北海道の中学校です。

実施したのは51.6%です。

半数は超えていますが、全国平均には達していません。

文部科学省は、次のように書いています。

家庭学習の質の向上や非常時における学びの継続を円滑に行う観点からも、持ち帰り学習の実施に積極的に取り組んでいただくよう、お願いいたします。

「学習」という観点で持ち帰り学習への積極的な取り組みを文部科学省は言っています。

夏季休業中における端末持ち帰りは、学習という観点だけでなく、児童生徒とのコミュニケーションという観点でも大切です。

特に、自殺防止等に向けた端末持ち帰りというのは効果が期待できるのではないかと思います。

今年度(令和5年度)夏季休業において端末持ち帰りはどうなったのか気になるところです。

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