【連載コラム06】これからの教育に必要な自己選択と自己調整が主体的な子供を育てる
06_失敗と勇気に立ち向かう
今回は、「失敗と向き合う勇気」についてお話します。
失敗は誰にでも起こることであり、それ自体が問題ではありません。
失敗したら、自己肯定感が、すぐに低下するというものでもありません。
失敗から学ぶことで、成長や学びが生まれるのです。
子供たちには失敗する勇気を持って欲しいと思います。
ネット社会になって、人の失敗に対して寛容的でなくなってきているので、なおさらそう思います。
失敗から学ぶためには、自分自身の中で、まず失敗を否定せず、受け入れることが大切です。
その上で、何故うまくいかなかったのかを冷静に振り返る。
そうすることによって、そこから得られる教訓や次に活かせるポイントを見つけることができます。
次に、周りの大人は、失敗を恐れずに挑戦する子供を育てることが重要です。
子供たちにとって新しいことに挑戦することは、成功だけでなく失敗も含めて成長の糧となるということをきちんと理解しておくことです。
子供たちとっては、失敗しても親や先生が理解してサポートしてくれる安心感が次への挑戦につながるのです。
親や先生は、例えば失敗しても後ろ向きにならずに挑戦する勇気を持ち続けよう子供をサポートしましょう。
子供たちの自信や学びに対する努力だけでなく、創造性や自立心を育てていくことになります。
次回は、「自己評価と他己肯定感」についてです。