【書籍紹介】『ザ・父親学』(騒人社)から、子育てにおける父親の役割を学ぶ。

この本は、私の師匠向山洋一先生が、30年前に出された『とっておきの父親学』(PHP出版)をリメイクして、この7月に出版したものです。

向山洋一先生の娘さん(アニャンゴ)はケニア伝統楽器ニャティティ奏者です。現在、世界を駆け巡るアーティストとなって活躍されています。

今回のリメイク版では、巻末にその娘さんの本音が率直に語られています。それを読むと日本の教育界で忙しく活躍されていた向山先生が、家に戻られると一人の父親として娘さんに接していたことがわかります。前書きで「父親失格」と向山先生は書かれています。子育てに関して決して完璧ではなかったようです。

しかしながら、娘さんは立派に育っていることからすると、その子育てにはやはりきちんとしたものがあったのだと思われます。

昔と違って、今は「子育ては母親がするもの」という時代ではありません。父親が「どのように子育てをしたらいいのかわからない」と言って母親だけに任せるのではなく、子育ての仕方を夫婦ともに悪戦苦闘しながら家庭を築いていくものです。

私も反省することしきりです。

父親としての子育てのヒントがこの本『ザ・父親学』にはあります。

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