【雑感】ICT機器を活用して教育効果を高めることが必要
塩谷先生から貴重な機会をいただき、zoomの活用の仕方を中心に話をさせていただきました。
オンライン会議が終了すると、必ずと言っていいほど頭の中で様々なことがぐるぐると回りだします。
それはいいことも悪いこともです。
アフターコロナにおけるICT機器は学校教育にとってどのような位置づけなのか。
言うまでもなく、ICT機器、子どもや教師にとってのタブレットやPCは学びのツールです。
その際、考えておかなければならないことは、必ず「ツールなのだから、特に必要ではない。今までのもので十分だ」という意見や主張が幅を利かせてくることです。
それは一見すると、まともな考えにうつります。
しかしそうでしょうか。
私からすると、時代を後戻りさせる、もしくは停滞させてしまう考え方にしかみえません。
調理師にとって、包丁は欠かせません。
大工にとって、のこぎりは欠かせません。
職業を成立させるものとしての道具、つまりツールです。
しかし、どのような種類の包丁やのこぎりを選ぶのかというのは、限りなくその職人さんの好みによります。
そして、長い間に道具を自分に合ったようにカスタマイズしていきます。
教師や子供にとって、ICT機器はツールです。
それはあってもなくてもいいというものではなく、教師という職業、子供の学びを成立させるうえで必要不可欠なものです。
そのようにアフターコロナの時代になっていなければなりません。
それは、これからの時代、グローバルスタンダードとして日本人が生き抜いていくために必要とされているからです。
基盤的学力の一つとして情報活用能力が位置付けられたのはそういう意味です。
基盤的学力とは、それがなければ成立しないということです。
ICT機器が学校教育にとって必要不可欠。
そこで問題なのは、それをどのように活用していくのかということです。
どのように教育現場で活用したら、よりよくなっていくのか。
それを考え抜いていくことです。
zoomは一つのツールです。
家にいる子供たちと教師をつないでいく方法として電話や家庭訪問、手紙等より効率的で高い成果が得られるからです。
常に、ICT機器の活用は、他のツールに比べると高い成果、つまり子供の事実を生み出しやすいということを実践を通して証明していくことが大切となります。
もし、すべての教育分野・教育場面において、ICTより効率的で高い成果が得られるツールがあるのだとしたら、それは教育のICT化は無意味だということを意味しています。