【集団思考論】第01回子ども集団の教育力を利用する

現在の学校においては、子どもたちによる集団思考はもっと見直してよい。

集団思考をマイナスにとらえる考え方もある。

ここでは、集団思考のプラス面をとらえ、集団思考が学校教育に果たす役割について考えていく。

人間は、社会的な存在であり、一人では生きられない存在である。他者との関係の中で成長していくのである。

教育基本法第一条には次のように記している。

教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

教育の目的は、「人格の完成を目指す」ものである。

それは「社会(集団)」というものを抜きに達成する事はできない。

日本の教育は、伝統的に「集団の和」ということを重要視してきた。

しかし、その事に対して現在批判的な論が出される。

過度な同調圧力。集団優先の空気感。横並び意識。

さまざまな子どもたちの問題行動、学校に対する不適応。

それらは「集団」にあまりに重きを置き過ぎた教育をしてきたために起きているのだというわけである。

そこでもっと「個」を大切にすべきだ、という論理に現在は傾いている。

しかし、集団の持つ教育力の大きさを考えたとき、より積極的に集団思考ということを捉え直してみたい。

集団思考は、集団の教育力を積極的に活用しようとするものである。

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