【連載29】ICT活用と知的好奇心 ~どれも「立派なアヒル」です~

「皆さんの作成したアヒルをこちらの机に持ってきて、見比べてみましょう」

どの方も自信なさげです。

ただし、何人かの方は自信満々で持ってきます。

それでも、自信なさげな方も自信満々な方も皆さん笑顔です。

作ったアヒルを机の上に置きます。

なんと、どれもアヒルに見えます。

自信なさげで持ってきた方のアヒルも自信満々で持ってきた方のアヒルも、「立派なアヒル」です。

私が一分間でアヒルを作ってみましょう、と投げかけた時、ほとんどの方は、私の頭の中に正解があって、その正解を推測し、その正解に向けて作成することを考えたはずです。

ところがどうでしょうか。

実際に作成してみると「立派なアヒル」ができています。

それも他の方のアヒルと比べてみると、同じLEGOの組み立てで出来上がっているアヒルはないのです。

わずか赤色二つと黄色四つのブロックでできるのは、みんな様々です。

そして「立派なアヒル」なのです。

「みなさん、どうでしょうか。

見てわかるようにみんな違っています。

しかし、どれも立派なアヒルです。

実を言うと、これには正解がないのです。

LEGOブロックの素晴らしさは、正解を求めることではなく、人それぞれの想像力を発揮して、表現を楽しむことなのです。

もし、正解があるのだとしたらそれは皆さんの頭の中に正解があり、それを追い求めていくということなのです」

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