【連載42】ICT活用と知的好奇心 ~活動のポイントの一つはコミュニケーションづくり~
前回紹介した活動を「ふるさとタイム」と名付けていました。
故郷を愛し、故郷を誇りとするような活動にしていくということを全教職員で理解しあって取り組んでいました。
この「ふるさとタイム」における課題の一つが「コミュニケーションづくり」をどうするのかということでした。
4月に出会った1年生から6年生までの縦割り集団。
集団活動をより良いものとしていくためには、コミュニケーションづくりは欠かせませんでした。
6年生だけの振り返り集会を開くと、必ずと言っていいほど
「下の学年の子が言うことを聞いてくれません」
「下の子たちが勝手なことをします」
といった悩みが出されました。
それを解決するためにはどうしたらいいのだろうかということで話合わせると、
「もっと優しく声掛けをした方がいい」
「休み時間も一緒に遊んでみたらどうだろう」
といった意見が出されることもありました。
今なら、コミュニケーションを作るためにICTを活用するとより効果的なのではと思います。
例えば、Microsoft Teamsであれば縦割り班ごとのチャネルを作り、その中でリーダーが発信したり、困っていることなどを他のメンバーに投げかけていく。
低学年で返信する際文章では難しいようであれば、顔文字やスタンプなどを使って自分の気持ちを表現させてもいいでしょう。
ともかく、ICTを活用すれば連絡事項や相談事項なども以前とは比べ物にならないくらい円滑に進むと思われます。