【雑感】児童生徒の暴力行為

文部科学省から令和3年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」が先月27日に発表されています。

不登校やいじめについて各種ニュース等で報じられていますので、今回は触れません。

今回紹介したいのは、児童生徒の暴力行為についてです。

まず学校における暴力発生件数の推移です。

児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」から

このグラフを見て、気が付くのは小学校における暴力行為の増加傾向です。

平成26年からずっと増加傾向が続いているのです。

その反面、中学校や高等学校では減少傾向が続いています。

それでは誰に対して行われているのでしょうか。

児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」から

小学校では、生徒(児童)間における暴力行為の増加です。

それでは、小学校のどの学年で増加しているのでしょうか。

それがわかるのが次のグラフです。

児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」から

なんと、小学校高学年ではなく、小学校低学年の1年生から3年生が増加しているのです。

これは何故なのでしょうか。

調査の仕方が変更になったからなのか。

コロナ禍でストレスが低学年に悪影響を与えているのか。

低学年に対するモラル的な指導が不足しているのか。

言語ではなく力で自分の主張を訴える児童が増えているのか。

それともたまたまなのか。

低学年の子供たちが学年が減るにしたがって、どのように成長していくのか。

この小学校低学年における暴力行為の増加は今後とも注視していく必要性があると思っています。

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