【連載07】新しい時代の学級づくり ~学級は多様性を学ぶ場・その4~

学級を多様性を学ぶ場にするために、教師がまずすることが「宣言」することです。

次にすべきことは、教師が多様性を大事にしているということを子供たちに事実として示していくことです。

学級づくりの初期においては、学級を組織化することは必須です。

その組織化の観点に多様性という考え方を入れるのです。

今までの学級の組織化のことを考えてみてください。

「その役にふさわしい子」という観点で、役割を決めていたのではないでしょうか。

結果、学級のリーダーをはじめとしていくつもの主要な役はある特定の子たちで占められていたのではないでしょうか。

チャンスは平等、特に学校教育において、門戸はあらゆる子に開かれているべきだ。

ところが結果はどうなっていたでしょうか。

波風の立たない無難なことに落ち着いていたのではないでしょうか。

それは、現状の日本社会では「同質性」を大人ばかりでなく子供も選ぶからです。

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