【連載18】新しい時代の学級づくり・従順で大人しい学級がいいのか

高圧的な教師がいます。

何から何まできちんとさせようとします。

自分の言ったことに従わせようとします。

自分の言ったことは正しいのだから、何としても従わせようとするのです。

教室という見えない空間において、あたかも専制君主のように振る舞います。

独裁者です。

そのために、子供の多くは従順で大人しい子になります。

いわゆる良い子ちゃんタイプが多くなります。

こういった教師の多くは、自信過剰です。

同僚や管理職の意見にも耳を貸そうとしません。

一つ言うと、いくつも反論をしてきます。

子供たちは、一見すると従順で大人しいので学級は上手く行っているように感じます。

喧嘩や揉め事も許しません。

みんな「仲良く」していることが教師にとっても重要だからです。

こうした教室では、多様性が大切にされることはありません。

大切にされたとしても、二の次です。

みんな従順で大人しい方がいいのです。

従順で大人しいと教師の思い通りにしやすいからです。

しかし、それは思わぬ結果を引き起こすことがあります。

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